Webシステムはクライアントサーバよりも開発に手間取ります。スマホ、PC様々なブラウザ、バージョンへの対応という厄介な問題がありシステム寿命も短く、自前で作ることはお薦めできません。ただ、あり合わせで使える場合は例外です。高い開発生産性、費用対効果が期待できます。簡単なアンケートに特化したGoogleフォーム(Forms)がその一例です。
流行りのデリバリーもこんな感じで。
全社のシステムを少ない人数で見ていれば時に見落としもあるかもしれません。
会計ソフトに入力する前に、売上や経費をエクセルで管理することが多いと思うのですが、会計ソフトにコピー&ペーストできません。毎月同じように発生する経費を逐一入力しないといけません。会計ソフトの中でコピーも出来るのですが、エクセルのようにはいきません。売上の場合は売掛金の入金消込もあります。決まりきった入力があまりに多いのが自作の理由です。減価償却もないので会計ソフトといっても簡単なものです。
工夫したのは、毎月同じように発生する経費入力画面です。金額を1ヶ所に入れれば、SQLの力で12ヶ月分の仕訳が自動的に作られます。
売上はエクセルからコピペしやすいよう、データシートに入力します。また証憑ファイルもデータベースに添付できます。これは便利です。顧客と月次でインデックスになっています。一般の会計ソフトにありそうでない機能です。
顧客1,2,3は次の画面で定義します。私のような仕事だと得意先数は知れたもので、だいたい年度が契約の単位なので年毎に得意先を定義するようにしました。支払サイトも定義しておき、入金消込も自動で仕訳生成します。COBOLは事務処理に向いているといいますが(なのでSAPの開発言語ABAPはCOBOLライク)、SQLはさらに強力です。画面と帳票にアクセスを使えば、中小企業から大企業まで、ほとんどの業務をカバーできます。システムの寿命の長さという点でも有利ですね。PCのパフォーマンスがCOBOL全盛期のスーパーコンピュータを超えている現在、性能には何の懸念もありません。→今さら?クライアントサーバ
自作なので費用対効果は言うまでもないのですが、空き時間を見て1週ほどで作りました。アクセスは手軽なので商業高校の簿記とコンピュータの実習にもピッタリです。もちろん大企業も活用できると思います。バージョンアップやシステム寿命の心配もありません。
個人事業の場合、特別なことがなければ試算表=決算書となります。また株主資本等変動計算書(旧 利益剰余金計算書)はなく、事業主貸借勘定がそれに相当します。なので作りは簡単で会計ソフトとしては必要最低限の機能しかありませんが、Excelから自由にコピーできるので、個人的には使いやすいと感じています。
どれもこれも、ユーザ、発注者からすると腹が立つコストですよね。トータルで2倍前後になります。機能、性能、品質は変わりません。納期も短くなりません。システムの寿命が長くなるということもありません。まったく最低です。
でも大企業側が自分で責任を持つから、安くしてくれという話は聞いたことがありません。システムプロジェクトの失敗が怖いからです。
しかし中小企業の社長さんが、こんなバカげたコストを認めるでしょうか?システムインテグレータが中小企業を避ける理由の1つがこれです。
ホームページくらいなら目をつぶるにしても、気になるのは販売管理、在庫管理システムです。IT業界も20代で辞めてしまうことが多く業務知識まで頭に入っているエンジニアは大手でも多くはありません。業務要件は大企業でも中小企業でも変わりません。あたりまえですが勘が働かないと要件定義は出来ません。出来ていないことすら気付けません。
冒頭のバカけたコスト、要はシステムインテグレータの教育代です。大企業は払えても中小企業は払えません。実は中小企業のシステム導入は経験者にしかできません。中くらいのエンジニアでは出来ません。しかし規模の小さい案件に限られた経験者をアサインすることはシステムインテグレータの商売の理屈として成り立ちません。これが理由の2つ目です。
売上高100億円から1000億円の事業だと、オフコン現役というところも珍しくはありません。IBMだと AS/400、NECだと A-VX、他富士通など。そろそろ寿命も尽きます。そこで新システム構築なのですが、パッケージソフトがはまりません。大企業では逆にパッケージソフトやERPからの移行という案件も聞きます。だいたい無理にパッケージ、ERPをはめ込んだシステムは寿命が短くなります。パッケージの方が費用対効果が高いとは限りません。
お医者さんや、大工さん程ではありませんが、システムエンジニアにもヤブと腕利きがいます。腕利きにあたれば同じコストで、タフで使いやすく、長期にわたり安心、安全に使えるシステムが出来上がります。大手に依頼しても運が悪ければ、そもそもプロジェクトが進みません。疑問があればご相談ください。
業務管理システムとして、ユーザの操作性、費用対効果、システム寿命の3つの点で最強の組み合わせはクライアントサーバです。
Webアプリは元々、限られたサーバリソースをコネクションプールを経由し効率良く使うためのものでしたが、性能が向上した今では、家電量販店で売られているPCで3万人企業のデータベースも快適に動かすことができます、クラサバで。
最近関わったプロジェクトのシステム構成が冒頭の図です。MariaDBですが8コアで毎秒300トランザクション以上の業務処理ができます。8コア8GBのPCなんて10万円もしません。
MariaDBはレプリケーション構成も出来るので可用性対策も簡単に済みます。ネットワーク障害やセキュリティ対策のコストを考えるとクラウドよりもオンプレミスでマシンを持ったほうが有利です。拠点間接続も10万円程度のルータでインターネットVPNを組めます。これもIoTニーズのおかげでSIM内蔵でVPN機能を持つルータが10万円くらいです。
Webブラウザの仕様違い、バージョンアップにさんざん悩まされて、もはやPCで最も重いアプリになってしまった現在、業務システムをWebベースにする必然性はありますかね?
どうか、流行り言葉(DXとか?)に惑わされませんように。
そもそも表計算ソフトの主な用途がアメリカの確定申告でしたね。
会計ソフトの機能は突き詰めると記帳と決算です。基本となるデータは仕訳帳テーブルです。仕訳帳は会計システム唯一のトランザクションテーブルです。仕訳帳を合算する際の条件や合算項目(集計軸)によって決算書、試算表、各種元帳、月次売上推移表などに見た目が変わりますが、ファクトは1つということです。システム設計としては簡単で、せいぜい貸方、借方で1記帳2レコードになることと、勘定科目の貸方、借方に応じて符号があることくらいです。なので仕訳帳をもとにピボットテーブルを作れば、決算書になります。形式に凝ることもないのでBS,PL,SSが一緒になった試算表形式がいいと思います(個人事業の場合SSはBSの事業主貸借で済ませます)。貸方がマイナスになりますが、自分しか見ないので、そのままでも、エクセルの表示形式で直してもいいです。
このようなイメージになります。ピボットテーブルで決算書になるのか?という疑問があるかもしれませんが、会計ソフトの内部ではピボットテーブルと同じことを行っています。BIと会計は相性が良くて多次元データベース Essbase も管理会計の定番でしたね。
オンライン版のExcel(Office365)でも使えました。シート間参照、ピボットテーブルも問題ありません。FreeOfficeの表計算もOKでした。私はこれで十分です。
全社のシステムを少ない人数で見ていれば時に見落としもあるかもしれません。
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Windows10 、何もしていないのに、しばしばディスクがフルアクセスされたり、CPUが100% 近くに張り付いていませんか?勝手にOSのアップデートを行っているからなのですが、オフィスワークだとCPU時間の7割以上がOS自体の維持メンテなのではないでしょうか?たまに家のPCをONにすると、アップデートが顕著ですね。ユーザよりもOSの保守が優先されています。おかしくありませんか?サーバだったら大問題になります。
ソフトウェアの基本は単純であることです。Windows に比べ、単純、軽量な Linux がサーバで好まれる理由がここにあります。性能、可用性、セキュリティどれをとっても、単純な OS が有利です。熟練したシステム設計者は、求められる要件、場合によっては要件そのものもシステムに無理のないよう調整して、費用対効果の高い設計をします。後付で必要な機能も最小限に抑え、使わない機能はオフ設定にします。
Windowsはほぼこの裏返しです。システム設計者がついているわけでもないので無理もないのかもしれません。ユーザは何も知らない、できない、何をしでかすか分からない、という前提で、途方もないユースケースを検証したのでしょう、OSが肥大化してしまいました。さらに、ネットワークがつながる限り、OSを自己保守、最新化するという機能が実装されました。自己保守機能が問題というより、その程度です。”コンピュータを使い続けるための保守から、保守のためにコンピュータを使う” 本末転倒ですね。
昨年の大規模アップデートで懲りて、最近 PC のハードディスクをSSDに換装したのですが、空き部分に Linux (Ubuntu) を入れました。OS + Firefox + Python + FreeOffice で 9GB です。 Firefoxがあればメールもストレージも使えるので、ちょっとした仕事はできますね。Webベースでオフィスファイルも閲覧、編集できますから。そして FreeOffice ですね。マイクロソフト・オフィスではありませんが、ほぼ同じことができました。ほぼというのは、マイクロソフト固有の凝った機能は、互換性のある別の機能で代用すれば済むということです。Windowsの自動更新を我慢してまで、使いたい機能が果たしてマイクロソフト・オフィスにあるでしょうか?印刷もPDF経由ならドライバーの問題もありません。
あと、Python が入っているのは、なかなか便利です。昔のBASICと同じです。ちょっとしたプログラムを組めます。学生さんだったら Ubuntu で何の問題もないのではないでしょうか。この記事は Ubuntu から書きました。日本語もOKです。
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