2021年5月21日金曜日

今さら?クライアントサーバ オープンソースとAccess

販売管理、生産管理などの基幹システム、最も生産性の高いアーキテクチャは2021年の今もクライアントサーバです。

業務管理システムとして、ユーザの操作性、費用対効果、システム寿命の3つの点で最強の組み合わせはクライアントサーバです。

Webアプリは元々、限られたサーバリソースをコネクションプールを経由し効率良く使うためのものでしたが、性能が向上した今では、家電量販店で売られているPCで3万人企業のデータベースも快適に動かすことができます、クラサバで。

最近関わったプロジェクトのシステム構成が冒頭の図です。MariaDBですが8コアで毎秒300トランザクション以上の業務処理ができます。8コア8GBのPCなんて10万円もしません。

MariaDBはレプリケーション構成も出来るので可用性対策も簡単に済みます。ネットワーク障害やセキュリティ対策のコストを考えるとクラウドよりもオンプレミスでマシンを持ったほうが有利です。拠点間接続も10万円程度のルータでインターネットVPNを組めます。これもIoTニーズのおかげでSIM内蔵でVPN機能を持つルータが10万円くらいです。

Webブラウザの仕様違い、バージョンアップにさんざん悩まされて、もはやPCで最も重いアプリになってしまった現在、業務システムをWebベースにする必然性はありますかね?

どうか、流行り言葉(DXとか?)に惑わされませんように。

永島志津夫
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全社のシステムを少ない人数で見ていれば時に見落としもあるかもしれません。