2021年3月2日火曜日

確定申告と言えば決算ですが、帳簿はどうしましょう?

確定申告、早々に済ませたいですね。個人事業主の場合その前に決算をします。日頃の記帳が出来ていれば決算は簡単です。仕訳帳を合算してBS,PLにおかしなところがないかの確認くらいです。システム設計だと毎月の記帳などしれたもので、売上、費用、売掛回収など10件もありません。私は固定資産、減価償却はないので会計ソフトの機能が多過ぎるのが気になりました。Excelに付けているメモを会計ソフトに転記しているので二度手間ですし、Excelで決算まで完結させたくなります。


そもそも表計算ソフトの主な用途がアメリカの確定申告でしたね。

会計ソフトの機能は突き詰めると記帳と決算です。基本となるデータは仕訳帳テーブルです。仕訳帳は会計システム唯一のトランザクションテーブルです。仕訳帳を合算する際の条件や合算項目(集計軸)によって決算書、試算表、各種元帳、月次売上推移表などに見た目が変わりますが、ファクトは1つということです。システム設計としては簡単で、せいぜい貸方、借方で1記帳2レコードになることと、勘定科目の貸方、借方に応じて符号があることくらいです。なので仕訳帳をもとにピボットテーブルを作れば、決算書になります。形式に凝ることもないのでBS,PL,SSが一緒になった試算表形式がいいと思います(個人事業の場合SSはBSの事業主貸借で済ませます)。貸方がマイナスになりますが、自分しか見ないので、そのままでも、エクセルの表示形式で直してもいいです。


このようなイメージになります。ピボットテーブルで決算書になるのか?という疑問があるかもしれませんが、会計ソフトの内部ではピボットテーブルと同じことを行っています。BIと会計は相性が良くて多次元データベース Essbase も管理会計の定番でしたね。

オンライン版のExcel(Office365)でも使えました。シート間参照、ピボットテーブルも問題ありません。FreeOfficeの表計算もOKでした。私はこれで十分です。

永島志津夫

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