2020年7月23日木曜日

UI/UXとは言うものの・・・

UI/UXとか“クリエイター”さん達はかっこいい言葉を使うのですが、業務システムの場合どうでしょう?


本音ではオフコン時代からのキーでパチパチ速打ち入力がいいと思っている方も多いのではないでしょうか?あまり見ませんがWebでもできます。PCの性能が高くなっている分、Webページにマスターを持たせることもでます。通信が発生しませんから速いです。

サンプルです。1,2,3を打ってください

1日1回 朝食後
1日1回 昼食後
1日1回 夕食後
1日2回 朝食後/夕食後
1日2回 朝食後/昼食後
1日2回 昼食後/夕食後
1日3回 毎食後

薬の用法を分服回数(1日1回、2回、3回)で候補選択する様子を背景色で表示しました。同じように頭数文字でマスター(10,000件以下)を絞り込むことができます。候補をサジェスト表示するのがWebっぽいUIですが業務系では頭3文字+スペースキーで候補表示する方が使いいいです。またUIの紹介したいと思います。
永島志津夫

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2020年7月4日土曜日

システム開発 〈見積・工数計算〉

システムの設計開発、工数計算をする側のお話です。”見積依頼” とか “提案依頼” の対応、なかなか手間を取ります。それでコンペだったり、価格交渉だったり、使った時間を回収できないこともあります。来ないと困るし、来たら大変だし。だからと言って、おろそかにできません。受注したら責任が発生します。納期、品質を守るにはそれなりのお金が必要で、工数計算間違えていたら大ごとです。その大事な工数計算、このAIの時代になっても進歩していません。逆に技術が細分化、ダイバースしたためトータルで工数を見積もれる人材が減っているのではないでしょうか?

設例)アクセサリーの卸販売を手掛ける企業から、受注業務のシステム化についての見積依頼があった。
出荷配送はサンプル品を除きすべて配送ベンダーに任せており、Webで出荷指示が可能である。ショップからの注文はメール、FAXおよび電話である。FAXが6割、メールが3割、電話が1割で取引先数は 2000件ほどである 
アイテム数はおよそ600、SKUとして3000程度だが、常時入れ変わりがある。オーダーは月平均2000件程度、多いときは5000件、担当者2、3名で平日の営業時間で対応している。 
情報はいったんこれだけだとして、明日までに概算見積が欲しいと言われています。システムの見積できるでしょうか?業界常識など書かれていない与件があるのですが、経験的にはこのシステム ¥5千万から7千万位になるかと思います。もちろん仕事では機能積上げ法の結果と突き合わせます。明日までに概算が欲しいと言われても、¥1千万の見積だしたら大変なことになります。また販売管理パッケージ提案したら物笑いになります。スクラッチです。
このシステム ¥5千万として費用対効果(投資対効果)は見合うでしょうか?2,3名でこなせる業務ですからそのままでは見合いません。同業者と共同利用のような形がとれるなら検討の価値ありです。発注側も見極めが大事です。

情報技術関係の資格試験も増えましたが、工数計算の問題がないのはなぜなのでしょう?工数計算ができないとエンジニアのキャリアも描けないですし、工数計算のできないプロジェクトマネージャーも困ります。直球の問題出してほしいです。細分化した知識試験を積み上げても工数計算も要件定義もできません。ということは知識の持ち腐れになります。
仕事仲間から聞いた話ですが、システムテストが開発工数の〇分の1、システム移行は見積なしという案件があったそうです。基幹系です。情報処理資格は一体何をクオリファイしたのでしょう?発注者のみなさん、お気を付けください。成功に必要なのはコンペよりもセカンドオピニオンです。

永島志津夫

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